2004年9月23日

第11回埼玉ギターコンクール結果

■はじめに
2004年9月23日、「さいたま市民会館うらわ」にて第11回埼玉ギターコンクールが開催されました。41名の白熱した演奏と大勢の観客が見守る中、次の3名が見事入賞を果たしました。

■結果発表
第1位:斉藤 泰士(埼玉)自由曲:トッカータ・イン・ブルー(C.ドメニコーニ)
第2位:神谷 光昭(神奈川)自由曲:無伴奏組曲第3番よりプレリュード・クーラント(J.S.バッハ)
第3位:山上 信尚(神奈川)自由曲:ブエノスアイレスの夏(A.ピアソラ)

■講評
入賞者発表後、理事長の高木より次のような講評がありました。
審査は8名中最高点と最低点をつけた点数を除いた6名の合計点で決定。1位は確定だったが3位は同点となり増沢方式(上位につけた審査員の多い方)で3位は決定。同点だったもう一名は小寺さん。
全体的な印象としては、毎回出場される聴く度に上達しておりレベルも上がっている。演奏が良い・悪いの問題ではなくより魅力的な演奏かというところに審査の重点が置かれてきている。
その他気づいた点は、まず弦の捕らえ方が不十分だと発音がしっかりしない。弾いた音が気持ちよく響くと演奏者のイマジネーションも湧いてくるが逆に響きが悪くなると気持ちが沈んでしまう。練習の時にしっかり弦を捕らえて練習することを考えると良い。
また、正しく弾く・ミスなく弾くことばかりに気持ちがいくと棒弾きになってしまう。音楽は緊張と弛緩の組み合わせで大きな感動を生み出すのだから、演奏においては人を感動させ自分も感動できることが大事。そういったことに結び付ける練習、聴いている人に訴えかけるような練習を心がけてほしい。

■その他
歴代入賞者一覧

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