第13回埼玉ギターコンクール結果
■はじめに
2006年9月23日、「さいたま市民会館うらわ」にて第13回埼玉ギターコンクールを開催致しました。52名の白熱した演奏と大勢の観客が見守る中、次の3名が見事入賞を果たしました。
■結果発表
第1位:萩野谷英成(神奈川) 自由曲:セビーリャ幻想曲(J.トゥリーナ)
第2位:佐々木真実子(東京) 自由曲:ゴヤの美女(E.グラナドス)
第3位:加納英夫(静岡) 自由曲:(プレリュード・アレグロ(BWV998))
■講評(高木理事長より)
レベルが高い人が多く、評がわれてしまった。私が1位に入れた人は入賞できなかった。その位拮抗していたということである。
また、曲の形・テクニック等はほとんどの人ができているが、単にできているだけでは入賞に至るのは難しい。演奏に「魅力」が備わってないといけない。
魅力のある人は、かつては「才能」という言葉で片付けていたが、例えば、ダイナミクスの組み合わせ、フレーズの特徴や性格の把握と表現(前のフレーズの終わり方から次のフレーズの入り方を工夫する)、「間」の工夫(表情を変える時の呼吸の間)などを考えればより魅力的な演奏になる。
名前は挙げないが上手い人はたくさんいた。コンクールの評価とは異なる部分でいい演奏をする人もいたのでまた頑張って欲しい。
■その他
歴代入賞者一覧
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